概要
平成23年7月15日(金)お茶の水女子大学・サイエンス&エデュケーションセンターは「理科自由研究データベース」のウェブ公開記念発表会を開催しました。
このシステムは国内の著名な科学コンクールにおいて表彰された小・中・高校生の理科自由研究作品を瞬時に検索することができます。今後の自由研究において、小・中・高校生をはじめ、先生方や関係者の皆様に幅広くご活用いただき、質の高い自由研究に貢献できるよう発展させていきたいと思います。
【ポイント】
- コンクールで受賞した小・中・高等学校の児童・生徒の自由研究を、様々な方法で検索することが可能なウェブサービス
- 自由研究作品登録数は約1700件(2011年7月現在)
- 自由研究の題材、研究の進め方など、先輩たちの作品を参考にできる
- ネット環境があれば、誰でも自由に利用可能(登録は不要・無料)
この「理科自由研究データベース」構築に当たり、弊社システムをご採用いただきました。また、発表に先立ち、お茶の水女子大学 垣内康孝先生よりご紹介いただきました。
【タイムテーブル】
- 9:00 - 9:05 挨拶
耳塚 寛明 (お茶の水女子大学 副学長 教育機構長) - 9:05 - 9:15 「理科自由研究データベース」とは
千葉和義 (お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーションセンター・センター長) - 9:15 - 9:30 講演: データベースは使える!
奥谷雅之 (東京都立小石川高等学校・中等教育学校・教諭) - 9:30 - 9:45 講演: データベースは楽しい!
前川哲也 (お茶の水女子大学附属中学校・教諭) - 9:45 - 10:30 データベースの利用方法と使用体験コーナー
垣内康孝 (お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーションセンター ・ 特任准教授)
「理科自由研究データベースとは」
千葉和義 先生
今回の「理科自由研究データベース」の責任者であり、お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーションセンター・センター長 千葉和義先生から、「理科自由研究データベース」の目的と今後の発展性についてお話がありました。
自由研究のヒントになるものとして、広く活用されるようなデータベースになればとのお話がありました。
データベースは使える!
奥谷雅之 先生
都立小石川中等学校・高等学校の奥谷雅之先生から、中高一貫教育におけるカリキュラムと自由研究の位置づけについてお話がありました。
まだ、生徒が使用したわけではないが、教員が使用した感想としては、使いやすく、自由研究をやる上で、進め方など参考になる部分が多いというお話でした。逆に、連携するコンクール数を増やす、質問コーナーなどを設けるなどデータベースから一段階ステップアップしたポータルサイト的な役割など、今後の課題や改善点などについてのご指摘もありました。
データベースは楽しい!
前川哲也 先生
お茶の水女子大学付属中学校の前川哲也先生からは、データベースの活用方法や課題に対しての思考方法などについてのお話がありました。
今回のデータベースを使用してみると、生徒の発想の豊かさに気づく、1のキーワードでも自由研究のテーマは無限にあり、いろいろな可能性が見えてくる。また、自由研究のよさとして、答えを覚える学習方法ではなく、答えを見つける思考方法が身につくというようなお話がありました。
データベース使用方法について
垣内康孝 先生
今回ウェブ公開された「理科自由研究データベース」の具体的な使用方法について、ご担当者でもあるお茶の水女子大学 垣内康孝先生からデモンストレーションをまじえながらの紹介がありました。